第17回

今朝は早朝から涙雨だ

なんでなってしまったのだろう、、、

なんで科学物質過敏性なんかに、、、

こんな事を昨晩痛感させられた 分かってはいた事だけど この病気は人が集まる所には行けない

テーマパーク、ショッピングモール、コンサート、講習会、、、

学校の参観や結婚式そして通夜、お葬式も、、、

暇な時間に空想はして悲劇のヒロインにでもなったみたいに悲しんでいたけど まさかこんなに早く現実が訪れるなんて思いもよらなかった

結婚式なら後でお祝いもできるだろう なんとか会うことはできるはずだ

なのに 人が亡くなってしまったら会う事も出来ない ちゃんとお別れできないのだ

 

昨晩、仲良くしてくれてた方が亡くなったと訃報が来た 通夜は今日でお葬式は明日 

娘も大変お世話なっていた方だ 

この病気で行けなくなった体育館の送迎も私の代わりにしてくれた ただの知人の娘なのに 「私には借りがある」なんて言って娘のワガママを聞いてくれいた 

「雨が降っているから」とか、「雷が怖いから」とか、「今日は寒いから」とか と理由をつけて迎えにきてもらっていた 

いつも遠回りになるのに 同じ趣味だからと嫌な顔もせずに迎えにきてくれてた

最近出来た娘の彼氏の事も「お父さんは認めていないぞ」なんて言ってからかっていた

私も沢山バドミントンのアドバイスをしてもらってた 分かりやすく楽しかった

私のチームにも来てくれて いつもムードメーカーで盛り上げてくれた 

あの人を悪く言う人はいないと思う 

良い人は早く亡くなると言うが本当なんだと痛感させられた

 

こんなにお世話になったのに 通夜にもお葬式にも行けやしない 

人の洗剤の臭いも線香の臭いも消毒の臭いも全て駄目だ

彼の親しい人が「彼は私の病気の事も分かっていたから 無理して来なくてもちゃんと分かっているから 気持ちだから」と声を掛けてくれた

なんて私はポンコツなんだろう 人としての行いさえも出来ない人間になってしまったのか

ストレスで身体もダルいし、肝臓も痛い こんな時は糖質を取ると良い 昨日届いたみかんを沢山食べた

 

今だったら彼にも栄養面でアドバイス出来るのに、、、聞かないとは思うけど、、、

 

彼は独身で喫煙者、肉体労働者でプラススポーツもしてて 私と同じでたぶんやり過ぎだったと思う 

スイーツ男子とか言って厳つい感じとは違い いつも嬉しそうに甘い物を食べていた 

昔の友達も大切にしてて 焼肉だ、ラーメンだと同級生の店に集まったと楽しくお話してくれた 

そういえば結局一緒に焼肉行けなかったな なんて思い出される

あと人当たりも柔らかくトラブル起こすような人では無かった たぶんスッゴク気を使って過ごしてたと想像できる

二人で話した時 冗談交じりで「身をすり減らしてトラブル回避してる」なんて言ってた

活性酸素、ストレス、血液ドロドロ、副腎疲労、、、

想像することはいくらでもある 予防も、、、

 

でも私がいくら話してもみんな 私の様にレアでは無いと言う

違う、それは違う 声を大にして言いたい

私は究極まで行った人間だけど みんなその過程に足を突っ込んでいるんだと

私だって最近まで酷いとは認めて無かった 認めたく無かった でも認めて原因を見つけて根本的な治療をしないといけないと頭の芯で分かった そんな感じだ

みんな大なり小なりなにかを抱えている 少しでもいい 耳を傾けて欲しい

まだ病気が完治してない私だけど 今はこれぐらいしかできないから

 

通夜、お葬式行けなくてごめんなさい 会いたかったな 今までありがとう

ご冥福を心よりお祈りします ありがとう